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Mar 10, 2013

『ニューカマーズ・ヴュー2013~イミグレーション・ミュージアム・東京にむけて~』 開催中!

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本年三回目を迎える「ニューカマーズ・ヴュー2013」展が3月23日(土)まで開催中です。毎年恒例の市民による外国籍の方々とのコミュニケーションを作品化するプログラムに加えて、本年は、中国/英国/イラン国籍で首都圏に在住する三人のゲスト・アーティストを招聘しています。それぞれが日本で生活する中で「いかにしてこの社会と向き合うか?」という根本的な問いに対してさまざまな視点から作品で回答いただきました。ほとんどの作品が本展のための新作であることは特筆すべきでしょう。

オープニングではリュウ・ルーシャン(中国)によるパフォーマンス、『私と佐川義臣先生』が発表されました。1989年たった一人の外国人として日本の小学校に通学し始めた作者と、言葉の通じない学生を教えることとなった日本人教師との対話を映像と朗読で構成したもので、移住、言語、教育、隣国との関係などの問題について多くの示唆を与えてくれました。ジェイミ・ハンフリーズ(英国)は本展会場である、経済成長期に竣工した複合ビルの歴史を紐解き、現在と過去を結ぶ「線」をビデオカメラによる視線でつないで行きます。丁寧なサイト・スペシフィックな仕事です。ゴルマリアム・マスゥード・アンサリ(イラン)は、東日本大震災を境にて身に起こった二つの出来事、流産と出産への体験から制作に至った写真作品『Another Chance』と、故国における社会の諸相について、来日前に描いた大作を対峙させることで、現在作者の中にある心象風景を示しています。

市民プロジェクトもこれに負けない心意気で制作されています。日本人が海外にアピールしたい「美しい国」というイメージと、実際に都市で垂れ流される「音」とのギャップをテーマにした北川麻衣子作品。外国人在留者自身に染み込んだ「笑い」の感覚を取材し、それぞれ個性的なイラストで表現した古田裕美作品。そして、「トイレ」にまつわる各国の多様なエピソードが展開する五つの場面をドア・スコープで「覗き見」する富田陽香作品。本会場は、これらネイティブとしての市民アーティストの視線と、ニューカマーとしての外国籍アーティストの視線がさまざまに交錯する場と成り得ています。会期中無休。残り二回のイベントにもぜひご注目ください。詳細は以下のリンクから。↓

『NEWCOMER'S VIEW 2013 -イミグレーション・ミュージアム東京にむけて-』
2013年3月3日「日)~3月23日(土)14:00-19:00(イベント開催時は別時間)
小金井アートスポットシャトー2F(JR中央線武蔵小金井駅から徒歩3分)
企画/監修:岩井成昭/事務局スタッフ:下西奏 ジョン・ジネ/設置協力:村井啓哲

07:31 PM




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