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テンポラリー・ネスト・プロジェクト

実施データ:2005年6月
      アデレード・センター・フォー・ジ・アーツ
      (オーストラリア)ほか
対象   :一般 表現に興味を持つあらゆる世代 20名

内容:

「テンポラリー・ネスト=一時的な巣」(以下「ネスト」)とは、考案者岩井による呼称で、旅先など見知らぬ土地において、限定された期間に意識される、自身の心理的な拠り所となる空間または、一定の状況を示す。「ネスト」の形成には、個人の記憶やリアルタイムの感情、移動の目的など、さまざまな要因が大きく作用するが、不案内な場所において、誰もが感じる緊張感を緩和させる作用を持つ。この流動的でとらえどころがないが、同時に極めて自己言及的な「ネスト」という概念について、まずは参加者全員で存在と定義そのものについて考える。次に参加者それぞれにとっての「ネスト」が現れた、あるいは設定された状況や理由を口頭で伝達し、共通感覚を話し合う。さらに可能な限り客観的な材料を集め、個々人の「ネスト」を他の参加者に発表する。結果的に自分の「ネスト」を自覚していなかった参加者が、他者の「ネスト」を共有できる場合もある。

 

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